地名についてかんがえてみよう!
みなさんの住んでいる地域(ちいき)にはさまざまな地名(ちめい)があります。
どうしてそのような地名がついたんだろうと興味(きょうみ)を持ちはじめると、おもしろいことがわかるかもしれません。
地名は土地の記憶(きおく)です。地名の漢字から昔そこには池があった、山があった、などがわかるかもしれません。地名からその地域に伝わっている歴史に話がつながることもあります。
今日はその一例を紹介したいと思います。
日本には富士見という地名が実はいくつもあります。
下の写真は品川区にある冨士見台中学校という中学校。ここにも冨士見という地名がついています。
では、『富士見』という地名について、考えてみよう!
いきなりですがここでクエスチョン!『富士見』の富士って何だと思いますか?
そうです!みんなが知っているあの「富士山(山梨県・静岡県)」です。
◆東京都:板橋区富士見町、八王子市富士見町など
◆神奈川県:横浜市中区富士見町、川崎市川崎区富士見、相模原市中央区富士見など
◆千葉県:浦安市富士見など
◆埼玉県:富士見市、ふじみ野市など
◆静岡県:沼津市富士見町、磐田市富士見町など
◆山梨県:富士見町など
◆栃木県:宇都宮市富士見町など
◆長野県:富士見町など
◆愛知県:名古屋市中区富士見町、刈谷市富士見町など
郷土富士(きょうどふじ)とは日本を中心に世界各地にある「富士」と呼称される山のことです。その多くは山容が富士山に似ていることによりますが、歴史的に富士山と何らかの関係がある山やその土地を代表する山にも「富士」と名づけられたものがあります。
◆知床富士(羅臼岳)
◆渡島富士(駒ヶ岳)
◆津軽富士(岩木山)
◆南部富士(岩手山)
◆出羽富士(鳥海山)
◆吾妻富士(吾妻小富士)
◆会津富士(磐梯山)
◆榛名富士(榛名山)
◆下野富士、日光富士(男体山)
◆越後富士(妙高山)
◆信濃富士(黒姫山)
◆近江富士(三上山)
◆伯耆富士、出雲富士(大山)
◆讃岐富士(飯野山)
◆大洲富士(とみす山)
◆筑後富士(桜島・御岳)
◆薩摩富士(開聞岳)
など
では、ここで問題です!地名からどのような物語が地域に伝わっているか推理してみよう!
神奈川県横浜市神奈川区にはこんな2つの地名があります。
Q.この地名からどのような伝承がある地域だと思いますか?
正解は・・・そうです!浦島太郎です。この地域にはそれぞれ浦島太郎にまつわるものや場所もあります。
同じく神奈川県横浜市戸塚区と藤沢市の境目にある地名から問題です。
Q.この3つの地名ではどのような伝承がある地域だと思いますか?
少し難しいのでヒントを出します。空欄を埋めてみましょう。
それがなくなった人は数日後死んでしまうといううわさが流れ、猟師さんにお願いし、 ④ で殺してもらうことになった。
正解は・・・
それがなくなった人は数日後死んでしまうといううわさが流れ、猟師さんにお願いし、鉄砲で殺してもらうことになった。
提供:立正大学付属立正中学校
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