②科学2⑥2020~2021Webコンテンツ

バターをつくろう! 提供:大妻多摩中学校

 

【用意するもの】

・生クリーム 1パック(180~200mL のもの。動物性・乳脂肪分 40%以上だとより作りやすい。種類別は「クリーム(乳製品)」となっているもの 乳化剤・安定剤が入っていないものを使用)

・空の 500mL ペットボトル 1本 (2 人でおこなうときは、350mL を2本)

・はさみ 1つ

 

用意するもの

【つくりかた】

0.生クリームはしっかり冷蔵庫で冷やしておきます。

1.ペットボトルに生クリームを入れ、キャップをしっかり閉めます。 多くても容器の 3 分の1までの量になるようにします(写真1)。

 

写真1

2.ペットボトルを勢いよく上下にふります。ひたすらふります。 短時間で力強く一気に!がポイントです。

3.1~2分ふりつづけると、このようにホイップ状になり、   水っぽい音がしなくなります。音がしなくなっても、さらにふり続けます。

4.さらに1~2分ふり続けていると、 突然パシャッという水っぽい音がします。これが、ホイップ状になった生クリームの中の   脂肪だけが集まって固まった瞬間です(写真2)。ここからもう 10 秒弱ふると、完全に液体(白っぽい)と固体(黄色っぽい)に分かれます。

写真2

5.キャップを開けて液体を出します。 そして残ったかたまりが・・・バターです! 出来上がり!(写真3)ペットボトルをハサミで切って、 バターを取り出しましょう。 手をけがしないように気を付けてください。 液体はホエイ(乳清)とよばれるもので、 ビタミンや水に混ざりやすいタンパク質などが 含まれているので、栄養満点!飲んでみよう!

写真3

6.このままでもおいしいけれど、 ほんのひとつまみ塩をバターに混ぜると (使った生クリーム 100mL に対して 1g 程度)、 いつもパンに塗っているバターの味(有塩バター) に近くなるよ!

7.では最後に出来上がったバターを食べてみましょう。   どんな食べ方がいいかな?   おいしく召し上がれ!

【どうしてペットボトルをふるとバターができるの?】

①生クリームの中には、水分と脂肪が空気と一緒にバラバラに散らばっています。脂肪は小さなつぶのようになっています。

②ふると脂肪の小さなつぶが、ぶつかってくっついてつながっていき、その間に空気や水分を含んだホイップ状になります。

③さらにふると、水分がはなれて、脂肪どうしだけで集まります。 こうしてできたかたまりが バターなのです。

【バターは何からできているの?】

作ってみてわかるように、バターは生クリームからできています。 そして生クリームは、牛乳と同じで、ウシのお乳(乳汁)からできています。 母ウシが仔ウシにあたえるために出す母乳を、わたしたちも 口にしやすいようにしたものが牛乳や生クリームです。 牛乳は、牛の乳汁を少しうすくして加熱殺菌(消毒)したもの。 生クリームは、牛の乳汁に含まれる脂肪分を濃くしたもの。 わたしたちはウシのおかげで、 そしてウシを育ててくれる酪農家さんのおかげで、 おいしく食卓を囲むことができるのです!

【おいしく食べるワンポイント】

食パンをトーストするときは、水分が飛ばないよう短時間で!

① 魚焼きグリルでおいしく焼ける! 1 分あたためておいて、パンを入れ 片面を 1 分、裏返して 30 秒

② 普通のトースターなら、 1 分間あたためておいて、パンをいれて 2 分~3 分間

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レシピ提供:大妻多摩中学校

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