花の色にはどうして色々な色があるのでしょう。科学で説明できるかな?調べてみよう。今日はブルーベリーを使ってみるよ。
・コーヒーフィルター紙(白)
・製氷皿(1/3まで水を入れておいてください)
・炭酸水素ナトリウム(重曹、セスキソーダ のどちらか)
・レモンの絞り汁、クエン酸 のどちらか
【実験の準備】
1. 製氷皿に1/3程度の水を入れておきます。
2. 重そう、セスキ、レモンの絞り汁など、準備したものを1列ずつ入れ、忘れないように伏せん紙などで目印をつけます(写真2)。
3. コーヒーフィルターに、ブルーベリーをこすりつけ、色を残します(写真3)。
4. 別のろ紙に重そうやレモンの液を染み込ませ、ブルーベリーのあとに染み込ませます(写真4)。
元の色と比べると、レモンはピンクっぽく、重そうはみどり色になっていることがわかります。
5. 別のやり方でもためしてみましょう。さきほどの製氷皿に直接ブルーベリーを入れます(写真5)。
6. 取り出してみると、やはり、重そう、セスキの部分は緑色に、レモンの部分はピンク色になっていることがわかります(写真6)。
7. 次に、別のところにぶどうジュースを入れてみましょう(写真7)。
8. 少し色の濃さは違いますが、ぶどうジュースとブルーベリーはほぼ同じ色の変わり方をしていることがわかります(写真8)。
【解説】
このように色が変わるのは、ブルーベリーやぶどうジュースに含まれる物質が影響しています(アントシアニンというよ)。重そうやセスキはアルカリ性で、レモンやクエン酸は酸性なので、アルカリ性のものは緑、酸性のものはピンクや赤に変わります。このように酸性やアルカリ性が調べられる液体のことを、化学の世界では「指示薬(しじやく)」といいます。
花の中でも、濃い赤や青のもの(リンドウ(写真8)、カーネーション(写真9))は同じように色が変わります。身近にある他の果物や花も指示薬になるのでしょうか?ぜひ色々なものを調べてみてくださいね。
2021年8月にオンラインで行われた体験授業の様子はこちらです。
コメント