栄養(えいよう)満点のブロッコリースプラウト。実は短期間で簡単に育てることができるんです!さっそくチャレンジしてみましょう。
【用意するもの(写真1)】
・ブロッコリースプラウトの種(たね)
・栽培(さいばい)用の容器(ようき)(メッシュ皿つき)
※種つきの「栽培キット」が市販(しはん)されています。栽培キットを使わなくても、透明な容器とキッチンペーパーがあればスプラウトを栽培することができます。
【育て方】
1)容器に水道水を入れ、メッシュ皿をセットします。この時、水の量がメッシュ皿よりほんの少し上にくるように調整(ちょうせい)します。
2)メッシュ皿に種をまきます。ちょうどよい水の量であれば、種が半分くらい水につかります(写真2)。
3)育てる場所を決めましょう。発芽(はつが)するまではくらい場所におくのがポイントです。
4)毎日1~2回、容器の水をとりかえましょう。水は必ず水道水を使ってください。
5)どんなふうに成長するか観察(かんさつ)して、記録(きろく)に残しましょう。専用(せんよう)の容器で育てれば、根の様子もしっかり観察することができますよ。
6)大きく成長したら、収穫(しゅうかく)して、おいしくめし上がれ!(写真3は栽培に大成功したスプラウトです。7日でここまで成長しました)
◇スプラウトの調理例(写真4)◇
同じブロッコリースプラウトでも、上のものとはずいぶん見た目が違いますね。上のものとくらべると、葉もくきもこいみどり色です。そのまま食べるには、ちょっとかたすぎるようです。どうしてこうなったのだろう?推理(すいり)してみよう!
そして、次の写真を見てください(写真6)。この写真は種まきから7日目。種にかびが生えて、あたりにくさったようなにおいがただよっています。なぜうまく育たなかったのかな?原因を考えることも大切な勉強です。「なかったこと」にせず、しっかり記録にのこしましょう。
簡単なようでおくが深い「ブロッコリースプラウトの栽培」。日に当てた時の変化、収穫のタイミング、弟さんや妹さんでも食べやすい調理法(ちょうりほう)など、いろんな角度(かくど)から研究(けんきゅう)してみよう。
【気になるテーマを調べてみよう】
スプラウトにかんするテーマをいくつかあげてみました。気になるテーマを調べてみよう。
1) ブロッコリースプラウトにはどんな栄養素がふくまれているかな?
そして、その栄養素はどんなはたらきをするのかな?
2) そもそも「スプラウト」って何を指すの?
スプラウトにはブロッコリー以外の種類(しゅるい)もあるのかな?
スプラウトにむく品種(ひんしゅ)とむかない品種があるって本当?
3) 食材を選ぶときによく目にする「オーガニック」や「遺伝子(いでんし)組みかえなし」の文字。それぞれどんな特徴(とくちょう)があるの?
4) ちょっぴりにがいスプラウト。小さい子でもおいしく食べれる調理法はないかな?
5) 栽培キットを使わなくても、透明な容器とキッチンペーパーがあればスプラ
ウトを栽培することができます。水栽培と育ち方を比べてみよう!
発芽の様子も見られる!解説動画はこちら
観察記録もつけてみよう!
レシピ提供:聖園女学院中学校からのメッセージ
みなさんごきげんよう!聖園女学院です。
自由研究ということで、水を使ってどこでも育てられる「ブロッコリースプラウトの水耕栽培」を紹介しました。
ひとつの植物を育てるだけでも、そこにはたくさんの教科の学びが集まっています。
・生物の育て方、料理の方法(技術・家庭科)
・発芽のしくみ(理科)
・水耕栽培(社会科)
・観察日記(美術科・国語科)
・つながるいのち(宗教科)
聖園女学院の校内でも、季節にあわせたお花や野菜を育てています。ホームページやFacebookでその様子を紹介していますので、みなさん見にきてくださいね!
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