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身近な酵素のはたらき確認実験 自宅でオンライン実験ver. 大妻多摩中学高等学校

身近な酵素のはたらき確認実験 自宅でオンライン実験ver.
【目的】
・お米(ごはん)に含まれるデンプンを用いて、デンプンを分解する酵素のはたらき(デンプンをバラバラにして別のもの(糖)にする)を確認すること
・そのような酵素が、食物や薬に含まれていることを実感してもらうこと
【準備するもの】

・根菜(おすすめは大根)
・ごはん お茶碗半分程度
・顆粒や細粒の胃腸薬 2袋
 ※胃腸薬は漢方薬が含まれていないもので、成分表示表に「〇〇ジアスターゼ」「△△ヂアスターゼ」と表記があるもの
・ヨウ素を含むうがい薬 数滴
・おろし金 (ミキサーはNG)
・小皿 4枚
・スプーン 5本
・丈夫なビニール袋 1枚

【手順】

1.おろし金で根菜をすりおろし、おろし汁を大さじ3杯分作ります ※ミキサーはNGです

2.ビニール袋にごはんと同量の水を入れ、ビニール袋の外から米粒を押しつぶしてドロドロのおかゆの状態にします。ドロドロのおかゆを大さじ1杯ずつ、小皿4つにそれぞれ移します

3.ドロドロのおかゆを入れた小皿1枚に、大さじ3杯分の根菜のおろし汁(汁のみ)を入れ、おかゆとよく混ぜ合わせます

4.ドロドロのおかゆを入れた小皿1枚に、大さじ3杯分の水と胃腸薬を半袋分入れ、おかゆとよく混ぜ合わせます

 

5.ドロドロのおかゆを入れた小皿1枚に、大さじ3杯分の水を入れ、おかゆとよく混ぜ合わせます
※2~5の小皿に使用するスプーンは必ず別のものをそれぞれに使用すること

6.ドロドロのおかゆを入れた小皿1枚に、うがい薬を2~3滴たらし、スプーンでよくかき混ぜ、うがい薬の色の変化(茶色から青紫色に変化する)を確認します。この結果から、おかゆにはデンプンが含まれていることが分かります
〈解説〉この反応は「ヨウ素デンプン反応」といい、ヨウ素液はデンプンに触れると、茶色から青紫色に変化します。デンプンに触れなければ、ヨウ素液は茶色のまま変化しません。

7.よく混ぜてから5分以上たった3~5の小皿に、うがい薬を2~3滴たらし、ドロドロのおかゆと混ぜ合わせうがい薬の色の変化を確認します

 

8.6のように青紫色に変化した小皿のおかゆには、デンプンが含まれています。青紫色に変化しない小皿のおかゆには、デンプンが含まれていないことが実験結果によって分かります

〈実験結果からわかること〉
根菜(大根)のすりおろし汁と胃腸薬にはデンプンを分解する成分(「酵素」)が入っているが、水には入っていないことがわかります。

 
発展実験
今回の実験で使用したもの以外でデンプンを分解するものはないか、様々なものを試してみましょう。例えば、根菜だけでなく、葉物野菜、芋、唾液などを試すと様々な実験結果が得られるはずです。
 
レシピ提供:大妻多摩中学高等学校
 

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